【マンションあるある⑤その1:外壁の色彩検討(塗装の場合)】(お知らせ)

2015年4月17日|お知らせカテゴリ:|投稿者:ヨコベ (7)

前回の「マンションあるある④」ではタイル仕上げのお話をしましたが、今回は塗装仕上げのマンションについてお話したいと思います。

塗装で仕上げられているマンションにおいては、基本的に既存に塗り重ねを行います。当然、塗膜が脆弱な部分においては剥離をして行います。非常に稀ではありますが、既存の塗装面全体の塗膜付着力が低い場合は、全面剥離であったり、新規に外壁面を構築する方法も考えられます(こちらについてはまたの機会にお話します)。
タイルの場合と同様に下地補修として、ひび割れ等の劣化を補修します。塗装の場合、下地補修した跡が目立つため充分な肌合わせ(補修面以外の箇所と誤差がなるべく目立たないようにする処理)と塗装材料および使用するローラーにも注意します。例えば、肌合わせとしてモルタル系の材料で下地を作ったり、ローラーで毛羽立たせたりします。また、塗布量が確保できる材料を選定したり、厚みをつけるマスチックローラー(砂骨ローラー)を使用します。以上は一般的な修繕のお話でした。
さて、ここからが本題です。塗装のマンションの場合は全面的に塗装を塗り重ねるため、「色彩を変更できる!!」という利点があります。

■外壁塗装色を変える

多くの場合、既存と同色にされるケースがほとんどです。マンションは多くの居住者が異なる価値観や考えをもっていながら、新築時は皆、現状のデザインや色を少なからず気に入られて購入しているはずです。既存と異なる色にすることは、区分所有者の合意を得るという高いハードルを想像すると、ハナから断念してしまう理事会や修繕委員会も多いと思われます。
私たちコンサルタントも既存色をお勧めすることが多いのも事実です。現状の色彩を変更するということは、管理組合にとってはチャレンジなのです。大規模修繕工事としての満足度を下げずに、多くの所有者のご意見を反映しなければならないのですから、安易にはできません。

しかし、外壁色の変更にはメリットもあります。ここでは、そのメリットについてお話しましょう。

まず、タイル張りのマンションでは、全面的な変更は金銭面において非常に困難であることに対して、塗装の場合は、同じ塗料であれば色によって費用が大きく変わることはありませんから変更が容易であるということです。
次に、色彩を変更することでどのような効果を得られるかということです。
「色」は、当然のごとく人の好みもありますが、やはり白色からは清潔・明るい・爽やかという印象を受けますし、ベージュやブラウン系の色味からは、落ち着きや温かみ・重厚な印象を受けます。こうした色が人に与えるイメージはほぼ均一であるといって良いでしょう。
ですから、塗装仕上げのマンションは「色」を利用して、その時々にマンションの印象を変えたり、マンションの個性を表現していくことができる訳です。これは資産価値を既存よりも上げることに繋がり、しかも費用対効果の高い手法と言えます。

翔設計のお客さまでも、それぞれの目的を持って塗装色の変更を実現させています。管理組合としての目的が明確であれば、区分所有者も個人的な好みを優先させるというよりは、より目的を果たせる色使いは何かという視点で検討できます。
それでは次回は、実際の目的といくつかの事例を紹介します。

次回の更新予定日は2015年4月24日です。

投稿者:ヨコベ (7)

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