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大規模修繕工事の原則は?③設計と工事は分離する(管理組合の豆知識)

2016年7月22日|管理組合の豆知識カテゴリ:|管理組合の豆知識タグ:|投稿者:翔設計スタッフ (78)

マンションの大規模修繕工事に際してもっとも注意しなければならないのは、公平、透明かつ合理的であることです。長年積み立ててきた公金が支出される工事ですから、その実行にあたっては当然いくつかの必須要件がでてきます。ただし、どのようなケースであろうとブレない原則はあります。
それは、まずは建物調査を行うこと。そして調査診断結果に基づいた設計仕様書を作り、入札によって厳正に工事会社を選ぶこと。いろいろな方法を考えることはできますが、現状ではこの方法以上の手法を見つけられないというのが現実なのです。たとえば、工事品質確保ひとつをとってみても、設計と工事の分離が前提となってきます。

図面を見る人

工事を監理する技術者が施工者とは別にいることが大切になる



ところが残念なことに、日本ではまだまだこれらを分けて依頼するという習慣が根付いていません。しかしながら、一個人や一企業が発注者である場合とは異なり、マンションの大規模修繕工事のように透明性と公平性さが求められるケースでは、今後はより一層、設計と工事の明確な分離、そして厳正な入札システムが求められるように変わっていくのは間違いないと考えます。
そのために必要になってくるのが、理事会の判断を技術的にサポートできる第三者の設計コンサルタントなのです。

本記事は、貴船美彦著作「マンション管理組合 理事になったら読む本」(幻冬舎2014年)から内容を抜粋して掲載しております。

つづく・・・

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