毎日の不便を解消して、もっと快適にすることはできますか?

改修サルタント事業部 開発室の中原です。
先日、某マンション様にて、大規模修繕工事のお引渡しがありました。

こちらのマンション様では、大規模修繕工事にあわせて様々な改良改善工事を実施されました。
その中から他のマンションの方々にも参考になりそうな事例を2つご紹介いたします。

■共用部ガラス扉の自動扉化
共用部のガラス扉を自動扉化する際には、扉の横にどれだけスペースがあるか、ということに注意が必要です。
一般的に自動扉は横にスライドして開きますので、扉と同じ横幅の戸袋が必要になります。
今回の場合は、既存のガラス扉は観音開きになっており、扉の横に戸袋部分の確保が出来ない場所でした。

そこで、1枚の扉が動くのではなく、ガラス扉を分割してスライドする自動扉を採用し、コンクリート躯体の間口を変更することなく、開口幅を確保しました。

■外部階段への屋根追加
駐車場の外部階段部分に屋根が無く、傘をさしにくい場所だっため、雨の日には濡れてしまう造りでした。

そこで、今回の大規模修繕で階段部分に屋根を追加し、ちゃんと傘をさせるところまで濡れないようにしました。

このように、設計時の仕様が必ずしも適切とは言えない部分においては大規模修繕工事の際に改良改善を実施して「もっと快適に」することも重要なポイントだと思います。

単なるお化粧直し的な修繕工事だけではなくこのようなことも検討する大規模修繕のほうが楽しそうだと思いませんか?

※改良改善項目は工事金額の確保だけでなく、法令の遵守が必要です。管理組合様のご要望が実現できない場合もございますのでご注意ください。

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