こんにちは、改修コンサルタント事業部の栗林です。
最近のマンションでは、新築時に廊下やバルコニーによく塩ビシートが貼られていると思います。
しかし、新築時は意匠性だけのために塩ビシートを貼っていることが多く、防水 性能がきちんと取られていないことが多々あります。
そこで、今回はバルコニーや廊下に貼られている塩ビシート部分にきちんと防水性能があるか チェックポイントをお教えします。
下は新築時の塩ビシートが貼られている状態です。端部を拡大してみましょう。
すると、シートと側溝の間にまっすぐに切れ目が確認できます。また、端部にはシーリングが打たれておりません。
シーリングがなく、切れ目がおきていれば要注意
では、シートを剥がしてみたらどうなっているでしょうか。
下の写真はシートを剥がしたところです。ウレタン防水は側溝部分のみしか施工されていませんでした。
シートは経年と ともに伸び縮みするため、この継目部分が切れてしまい漏水の原因になることがあります。
10㎝程度塩ビシートの下までウレタン防水を施工することがポイントです。
廊下やバルコニーに塩ビシートが貼ってあり、防水性能がほしい場合には、下の写真のように塩ビシートの下までウレタン防水を施工することが重要です。
このように施工をすれば塩ビシートが多少伸縮してもすぐに漏水することはありません。もちろん継目の部分にはシーリングを施工すればさらに間違えありません。
シーリングも忘れずに!
いかがでしたか?防水性能があるようにみえてもなかなかわからないものですね。
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