排水管・給水管の「見えない」「わからない」が不安の源。
だから、まず現状の「見える化」を
マンションでは築25年を超えてくると、給水管・排水管等の設備改修が必要になってきます。
改修といっても、給水・排水設備の修繕方法は一つではありません。 以前から使用されている配管や工法もマンションの年代や施工者によって異なり、一棟のマンションにも多種の管材が使用されているケースもあります。まずは現状を正しく把握した上で問題を「見える化」し、優先順位をつけて適切な修繕計画を立てることが最善です。
ところで、給水管・排水管等の設備改修はどこにご依頼する予定でしょうか?
以前はマンション管理組合様が直接、設備工事会社や管理会社に依頼することがありましたが、現在ではマンション全体の知識を持ったコンサルタントに依頼することが多くなってきています。コンサルタントでしたら適切な修繕計画を立てることが可能です。
さまざまな会社がそれぞれ得意分野の修繕方法や会社独自の工法を提案してきますが、ご自身のマンションにはどの改修方法が適しているのかを管理組合様で判別するのは困難です。調査段階から特定の方法に捉われない専門家(コンサルタント)を起用し、どのような方法で進めていけば良いのかを判断していくことが重要です。また、現状の劣化状態に対する単発的な保全計画だけではなく、建物寿命から逆算して累計修繕費用を抑えられる計画が立てることができます。
設備改修工事では、共用部の配管を取り換えるための住戸内入室工事や、断水・排水制限など、住民への生活制限が生じる場合が多くあります。計画段階から丁寧に工事の重要性を説明し、合意形成を円滑に進めるためのお手伝いをします。
不具合に対処するため、修繕や更新などにより課題を解決する、ということは主たる目的ですし、とても重要です。しかしながら、目に見えている現象だけでなく、実は見えていない部分に不具合の原因が隠れている場合があります。
例えば、「排水管の流れが悪かったので清掃した」という場合、なぜ排水管の流れが悪くなったのか、という考察が重要です。一見すると原因は「排水管の汚れ」なので、清掃不足や居住者の方の使い方と思われがちです。ところが、実は排水管の勾配不良や管径不足などの根本的な問題が潜んでいる場合があります。このような場合は根本的な問題を解決しない限り、何度も同様の不具合が発生してしまいます。このような隠れた課題も豊富な経験と知識をもったコンサルタントが解決策を提案します。
コンサルタントを採用するデメリットもあります。しかし適切なコンサルタントを採用すれば、デメリットを上回る成果が得られるからこそ、多くの管理組合で給排水設備改修でもコンサルタントを採用し 修繕工事を実施しています。
コンサルタント | |
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メリット |
※以下は設計者の能力による
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デメリット |
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依頼先 | 設計:設計事務所コンサルタント会社等 施工:設備工事会社等 |
方式 | 設計監理方式 (設計・施工分離方式) |
設備修繕工事は、共用部分だけでなく専有部分と関連して計画していくことが重要です。
当社ではCM事業による他の工事との連携や、専有部を含んだ「トータル・リノベーション」、マンションを1つの建物として捉えた「スーパーリフォーム(一棟リノベ)」のご提案も行います。
マンションの設備改修工事において、建物設備の設計に関する知識だけでは管理組合様のサポートはできません。工事範囲によっては、規約の見直しや変更が必要になる場合もあります。管理組合の運営、マンションに関する法令、マンションの管理規約、建物の維持管理、マンション特有の建物構造上の技術的問題等、マンションに特化した設備専門スタッフが様々な視点から修繕をサポートします
建築工事と合わせることで補助金・助成金の対象となる場合があります。しかし、補助金・助成金の申請手続きは時間と手間がかかります。また、「要件が変わる」「無くなる」「新設される」ことも多く、自治体によって補助金・助成金が異なる場合もあります。管。理組合様に代わり、対象となる補助金・助成金の提案、申請手続きのサポートを行います。
区分所有者はリフォーム会社にお任せで、工事の詳細までわかっていないケースが多く、 マンションのリフォームルールに則っていない施工をされてしまうことが問題となっています。 翔設計がリフォームマネージャーとして管理組合に代わり、専有部に関する問題をサポートします。 個別住戸に対して直接ご対応をさせて頂きます。
などなどお悩みの大小は問わず、気になることはご相談ください。マンション全体、そして長期に渡るコスト・安全・資産の知識を有している翔設計のコンサルタントが回答いたします。
「何を相談すればいいのかわからない」「質問だけしてみたいけど」など、お問合せの内容が具体的でなくてもかまいません。まずはご連絡ください。