非接触認証システム。新型コロナウイルス感染拡大防止にも有効な「顔認証」システムが注目
近年、オートロック付マンションにおいてエントランスで「鍵を差し込む」もしくは「暗証番号を入力する」ではなく、非接触のICタグによる認証が増えていました。
直近では、ICタグさえも必要とせず、新型コロナウイルス感染拡大防止にも有効な「顔認証」システムが注目されています。
顔認証とはエントランスのオートロック前でカメラに顔を見せると顔認証が行われ、居住者等事前に登録されている人であれば自動解錠されるシステムです。これにより居住者は入館の際に両手がふさがっていても、認証画面に顔を近づける若しくは向けるだけでオートロックが開くため、ストレスフリーな入館ができます。
複数の会社から様々な製品・システムが販売されていますが、来訪者の人相確認や防犯カメラ機能、錠交換や予備キー(鍵・ICタグ)が不要などの基本的な利点は共通しています。
付加機能は製品によって異なり、立ち止まる必要のないものや宅配BOX・エレベーターとの連動、体温測定機能(新型コロナウイルス感染拡大防止)、さらにはスマートフォンとの連携により「お子様の帰宅通知」や「インターホンの遠隔対応」など多様にあります。
各メーカー・製品により長所・短所・設置費用・維持費などは様々です。
また、顔認証システムの多くは、顔の登録データ保管等はオンラインで行っていますので、停電時や災害発生時、ネットワーク障害の時はどうなるかということを確認しておくことも重要です。
上記のように顔認証システムの導入にあたり、様々な比較や検討が必要となりますので、ぜひ我々のようなマンション総合コンサルタントへご相談して頂くことをお薦めしております。
理事会をテレビ会議システムで行っている管理組合様が増加
以前も理事会のIT化について記載をさせて頂きましたが、(https://www.sho-daikibosyuzen.jp/archives/news/4870)約半年が経ち、理事会の運営方法も徐々に変化をしてきているようです。
我々翔設計では年間約50~60管理組合とお付き合いをさせて頂いておりますが、動きの早い管理組合様では、理事会をテレビ会議システムにて行うことを総会で承認をとり、そのために理事会でipadを数台購入し、毎度の理事会をテレビ会議システムで行っている管理組合様も増えてきました。(管理規約の変更が必要な場合もあります)
総会承認自体を電子化することは現状では難しいと考えますが、理事会をテレビ会議で実施することは検討しやすいかと思います。
これから3~5月はマンションの総会が多く実施される時期となりますので、ご検討をされてみてはいかがでしょうか。
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マンションの劣化は耐久性だけではありません。
それは「機能的劣化」と「社会的劣化」です。
この2つもきちんと対応しないと、耐久性の点では問題は無くとも、今の時代のニーズに合わない不便なマンションとなってしまいます。それは皆さん自身の住みやすさ、あるいは資産価値に直結します。適切な時代適応を行うためにも、ご相談頂くことをお勧め致します。